[映画の感想][ネタバレ]JOKER
- 投稿日:2019/10/22
- 最終更新:2019/10/23
内容が古いかもしれません。ご注意ください。
※最後に更新されたのは 2019年10月23日 です。
流行ってるからという理由で観てきました。重かった。簡単な感想。
ちょっとネタバレあります。

辛いことしか起きない
主人公アーサーは精神病を抱えた貧しいおじさん、お母さんも病気、コメディアンを目指してピエロの仕事をしているが悪ガキに絡まれるわヘマこくわでクビになったところで人殺しの罪を犯し、お母さんが倒れて、自分の出自を知ったところで精神的にとどめを刺されて完全におかしくなるというどこにも救いようがないストーリー。
途中でできる恋人も全て妄想だったり、アーサーにしか見えていないものと実際に起こったことが混ぜこぜに描かれるのでそれもいい感じに気持ち悪かったです。病んでいる。
ラストに関しては、市井の人々の気持ちとなれば狂った犯罪者が1人誕生したということになりますが、アーサーの気持ちになればひとつ悟って鬱屈から開放されているようにも見えるので主人公的にはハッピーエンド?な気もしました。
相当ガリガリのホアキン・フェニックス氏大変そう
結構劇中ではアーサー半裸になるんですが、ガリッガリ。だいぶ減量は辛かったのでは……と思ったんですがやっぱ辛かったってインタビューで語ってました。かなり出演を迷ったとも。でもやってくれてよかったと心底思います。ありがとう。
映画『ジョーカー』ホアキン・フェニックス インタビュー(シネマトゥデイ)
テロップの書体がかっこいい
最初と最後に流れる監督の名前とかのテロップの見出しに使われている書体がいい感じでした。昔のアメリカの看板っぽい、斜体の手書きの……やつなんですが、、調べてみるも特定できずだったのでわかったら追記します。
暗い気持ちになりたい時におすすめ
ぼろアパートで老親の介護をしている状況、仕事でイチャモンつけられてブチ切れる主人公など自分の将来への不安や気持ちが落ち込んでおかしくなりそうな時のことを思い出させられてめちゃくちゃ胸にきました。悲しくて涙が出た。湿っぽく時間をかけて精神をえぐられます。
人間が歪んでいくさまを描いており作り物とはいえ同じように重圧にさらされたらどうなってしまうかわからないなという思いにかられました。
胸糞悪い映画とか怖い映画を見たいというテンションの時にぴったりの作品でした。